デモにより破壊され燃やされた大学を見学

デモにより破壊され燃やされた大学を見学

マルコから「今から大学にレポートの提出に行くけど一緒に行く?」と誘われた。
そんな面白そうなイベントにNOと言うはずが無く一緒に大学に行く事に。
大学に行く前にケニアを拾っていくと言う事でケニアの住む大学の女子寮へ。

入り口に小窓があり、そこから中の人に声をかけ玄関のドアを開けてもらう。入り口のソファーに腰掛けケニアに電話するもコール音だけでケニアは電話に出ない。

仕方ないのでそのままソファーに座りながら待っていると色んな人が出入りする。
女子寮なので当然女の子ばかりな訳だが、3組に1組の割合でマルコの知り合いに会う。
そしてマルコは知り合いに会う度に私を紹介してくれる。

「彼はBAN、彼女は◯◯。彼は日本人でスペイン語を喋れないから英語で喋ってあげてね」と会う人会う人に英語で説明する。
大抵の人は立ち止まり「なんでベネズエラに来たの?」「どれくらいベネズエラにいるの?」とお決まりの質問をしてからマルコと世間話をして去っていく。
ある人とマルコが「1時間以上ケニア待ってるんだけど電話しても出なくてさ」と話していると受付のおばちゃんが「え?そんな前に連絡したっきりなの?呼んで来てあげる」と部屋にケニアを呼びに行ってくれた。

しばらくしてケニアが眠気まなこで登場「ごめん、本呼んでて寝ちゃった」と想定内の行動。
マルコが「大学にレポート提出行くよ」というと「外雨降ってるじゃん。行く気にならない」とこれは想定外の返答。
仕方ないのでその場で座りみんなで喋っているとしばらくしてケニアが「BANは女の子欲しいの?」とこれまた想定外の質問。
『いや、女の子求めてないけど、なんで?』と聞くと「マルコがさっき言ってたよ」と。

スペイン語でケニアがマルコに「なんでBANが一緒にいるの?」と質問をした時にマルコがふざけて「BANは女の子に会いにここに来たんだよ」的な事を言ったからだろう。
何となく話している内容でそんな事を言っている雰囲気が漂って来た。

時間を確認すると4時20分だった。
すると2人が大爆笑をしたので、俺もつられて笑う。
「え?意味知ってるの?」とマルコが聞いて来たので、『え?大学の受付が閉まる時間じゃないの?』と聞いたら「違う違う、ネットで調べてみ」とニヤニヤしながら言ってきたのでネットで検索すると笑った意味が分かった。
彼ら曰く「世界的に有名な事だよ、クラブで420ある?って聞けば手に入る」と言っていたので、ケニアに『420ある?』と聞くと、笑いながら「今は持ってないなー」と言っていた。
ちなみに420は物にもよるが1本1,300ボリバル(1.3ドル)前後。彼らにしたら高いらしい。

そんな話をしていると雨が止んでいたので『そろそろ大学行かない?』と提案すると、そこにいた女の子が「え?何しに大学行くの?」と聞いて来たのでマルコが「レポート提出するんだ」とレポートを見せる。
すると女の子が「これダメじゃない?もう一回カラカスの病院でチェックしてもらわないとこのレポート意味ないよ」と。
結局女子寮に長居しただけでレポート提出という本来の目的を果たせなかった。

仕方が無いのでマルコの家に行きホットケーキ作る事に。

その途中、先日の労働者のデモで破壊された大学の横を通過。
そのデモで大学の校舎が燃やされここで受講している生徒達は全て休講だ。
復帰の目処は立っていないらしい。

大学の前に燃えた大木が横たわっていたので興味深そうにそれを見ていると、マルコが「中見てく?」と聞いていたので大学の校舎も見学する事に。

石を投げられ割られた校舎の窓。昼の校舎窓ガラス壊してまわった労働者達。

【入っちゃダメよ】のテープを平然と無視するケニア。
「本来は入っちゃダメだけど私は特別だから平気」と訳の分からない事を言って燃えた中の様子を見て一人でエキサイトしているので、好奇心に負けてマルコと私も中に入る事に。

激しく燃えたらしく黒板の裏が真っ黒になっており、その周辺からは火事の後の鼻につく匂いがしている。
労働者達の不満も分かるが大学を燃やす事や他人に危害を加える事でその鬱憤を晴らそうとするのはどのような観点から見ても間違っていると思うが、そんな事をしなければならないほど追いつめられている状況という事も理解しなければならないのだろう。
ベネズエラの多くの人は現在の国の状況に怒りが鬱積されているのだろう。
そんな事を考えながらマルコの家に移動。

ケニアが持って来たホットケーキミックス(小麦粉)やバター、砂糖などは現在ベネズエラで非常に手に入りにくくなっているらしい。小麦粉や砂糖を求めて長蛇の列が出来る。
マルコ曰く「手に入りにくいとかじゃなくて砂糖はもう伝説の域だよ。更に言うと牛乳とかあれは本当に伝説だ」と言っていた。

私は基本外食しかしないので物資不足をリアルに感じていなかった。
マルコの家はシェアハウスだ。部屋は個々に別れて風呂やトイレも個別の部屋に付いているがキッチンだけは共有。
そしてシェアハウスの住民に一人だけ口うるさい人がいて友達と話していると夜に扉が壊れる程の勢いで叩き文句を言ってくるらしい。

そんなこんなでキッチンに行きお料理タイム。
ホットケーキと2種類のソース。それからチーズをすり下ろす。

包丁を持って隣人の真似をするケニア。

出来上がったのがコチラ。

チーズを乗せ黒糖のソースをかけるスタイルと。

チーズを乗せソーセージのサルサソースをかけるスタイル。
ソーセージのサルサソースがあまりに美味しく悶えているとマルコとケニアが大爆笑していた。
ちなみにマルコの家は家賃が月に8,000ボリバル(8ドル)との事。『やっす!』と驚いていると「これでも半年前からしたら値上がりしたんだけどね」と言っていた。

「250ドルあればベネズエラでは1年暮らせる」と以前マルコが言っていたが本当なのかもしれない。



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