ベネズエラに入国する為に帽子を深くかぶる

ベネズエラに入国する為に帽子を深くかぶる

マネーマネーと言われながら荷物検査

彼女とはしばらく離れ離れになるかもしれない。

そう思いながら朝荷物をまとめて再度国境へ向かう。

ベネズエラ側のイミグレに行く途中、軍人が荷物をチェックさせろという。

アジア人は珍しいのでこういう所で引っかかりやすい。

いつも通り鞄を台の上に乗せて鍵を開ける。

 

ベネズエラの軍人
お前はここじゃない、あっちへ行け!

 

少し奥まった所に連れて行かれる。

少しヤバいかなと思いつつも何かあったら彼女を呼べばどうにかなるだろう。

彼女には事前に私が捕まっても他人のフリをしろと言っておいた。

なぜならあまりにもスペイン語を話せないと彼らは大抵諦めるからだ。

しかし以前に比べて露骨に荷物検査をしてきた。

ハイパーインフレで軍人も旅行者のドルを奪おうと必死なのだろうか。

 

ベネズエラ軍人
マネー、マネー!
BAN
ないよ。
ベネズエラ軍人
ダラー、ダラー!
BAN
だから、ないよ。

 

本当はガッツリドルを持っているが持っていないフリをした。

 

ベネズエラ軍人
マネー、マネー!
BAN
ないって。

 

軍人はメインのバックパックを入念にチェックするが、ドルはサブバックにしまってある。

メインには寝袋や衣服しか入っていないので、いくら探してもドルは出てこない。

どうやらベネズエラの状況は更に酷くなっているようで、軍人は以前にも増して露骨にドルを探るようになってきた。

20分ほどバックパックの中をチェックされたが探すバックを間違えているので出てくるはずがない。

ついに軍人も諦めた。

諦めと別れ

ベネズエラ側のイミグレーションに着くと警備員が昨日と同じだった。

ひょっとしてと中を覗くと話の通じない上司を発見。

諦めて彼女だけ帰す事にした。

 

BAN
これは無理だ。また後日試してみるよ。
ケニア
帽子を深くかぶったらバレないんじゃない?

 

そこまでボンクラじゃないだろう。

 

BAN
君は明日学校があるしこれ以上遅くなると今日中にメリダに着けなくなるからもう行きなさい。

 

2年以上会えなくなるかもしれないのに素っ気ない言葉しか出てこない。

 

ケニア
行きたくない。

 

ぐずる彼女を何とか説得する。

 

BAN
またね。

 

強く抱きしめて別れの挨拶をすます。

まさかベネズエラ入れないなんて思ってなかった。

こうして彼女を見送りコロンビアに戻る事にした。

コロンビアに戻る為の手続き

国境は橋で繋がっており、橋の上にベネズエラとコロンビアの警察がいる。

昨日は戻る際、コロンビアの警察に「入国出来なかったと証明する物を持って来い」と言われたので、ベネズエラ出国側のイミグレ職員に一筆書いてもらえるか聞きに行く。

スペイン語は喋れないので英語とジェスチャーメインで。

すると昨日入国側のイミグレーションにいたおばさん職員が今日は出国側の担当をしている。

身振り手振りで「スタンプ押してもらえなかったから何か紙にこの人は入国出来ませんって書いて」と伝えると、おばさんあっけらかんと「入国したいならあっちでスタンプもらっておいで」と言ってきた。
(近くにいた人が英語で説明してくれた)

このままコロンビアに行く事も考えたが通訳してくれた人に悪いので入国側のイミグレの列に並んでみる。

そして列で待っている間に少し考えた。

昨日ダメといったおばちゃんが今日はイイヨと発言した背景を考えてみた。

【ポジティブ案】
昨日私が帰った後に調べたら自分達のミスである事に気付いた。

【ネガティブ案】
私の事は忘れていただけ。

ポジティブ案を期待しつつも、念の為帽子を目深にかぶる。

すると警備員が私に気付いた。

 

警備員
あれ?君昨日も居なかった?

BAN
いいえ、知りません。

 

しらばっくれる。

敵だと思っていたら味方だった

中を確認すると2人の職員。

1人は新人っぽい若い女性、そしてもう一人は昨日の上司。

どうか新人に当たります様にと願っていると私の番が来た。

中を覗くと、新人は他の人の対応をしている。

 

BAN
あぁ、これダメなやつだ。

 

そう思い断られるのを覚悟で中に入ろうとすると、警備員が横で待っている人を先に通した。

「お、お前、敵だと思っていたら味方だったのか!?」的な展開をみせて無事に新人側が対応してくれる事になった。

新人にパスポートを渡す。

今日は何も質問しないし、必要最低限しか答えない。

パスポートをパラパラめくりベネズエラの入出国スタンプをチェックしている。

 

BAN
めっちゃドキドキするっぅ!

 

そんな気持ちとは裏腹に表情はポーカーフェイス。

むしろ死んだ魚の様な目をして無害な人間である事をアピール。

カシャン。

ベネズエラ入国スタンプをもらえた!

足早にイミグレを出て外で確認する。

1月8日で入国スタンプが押されている。

昨日の理不尽な事は水に流せるくらいの喜びが込み上げる。

彼女がここを出たのが1時間ちょっと前だから上手くいけばサンクリストバルという街で彼女に追いつける。

そう思い足早に国境を抜けようとすると呼び止められた。



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