ベネズエラのディスコで逆ナンをされたと思ったら売春婦だったのかもしれない

ベネズエラのディスコで逆ナンをされたと思ったら売春婦だったのかもしれない

ディスコ嫌いのマルコとディスコ好きのケニアと共にメリダのディスコに行った。

マルコはあまり乗り気ではなかったが『土曜の夜だしフィーバーしちゃおうよー』と誘うと渋々ついてきてくれた。
以前マルコをディスコに誘ったら「お酒を飲むのも好きじゃないし、ダンスを踊るのも嫌い。しかも夜出歩くなんて決していいアイデアとは言えないよ」とキッパリと断られた経験もあるくらいディスコが嫌い。
逆にドラッグマスターのケニアは酒も踊りも大好き。数ヶ月前にマルコとケニアと友達数人でディスコに行った際はケニアは踊り狂い、マルコは椅子に座ったまま微動だにしなかったらしい。
更にマルコには「ボクたちは昼の友達だから、BANは夜の友達も作る必要があるね」という冗談を言われた事もあるくらいマルコは夜遊びが嫌いだ。
ホテルの近くのディスコに連れて行ってもらい「ここ来た事ある?」と聞かれたので、『前は週3で通ってたよ』と答えると、「じゃあ別のディスコにしよう」と坂を登りディスコが乱立するエリアに連れて行ってもらった。
そこでも「どのディスコ行った事ある?」と聞かれ『全部経験済みだよ』と答えるとマルコが「ボクは5年メリダに住んでるけど、どのディスコにも行った事無いのにBANはたった一ヶ月で全部制覇してるなんて」と驚いていた。

結局その中でケニアが好きな音楽のジャンルがかかっているというお店へ。エントランスフィー300ボリバル(0.3ドル)/1人
2人とも自分で払おうとしていたので『君達は昼間の友達だから夜の分は全部私が払うよ』と3人分払い入場。
中に入るとサイケな映像が流れ、レゲエミュージックがかかっていた。
2人とも特にお酒はいらないと言っていたが、私が勝手に2人分のビールと私の分のキューバリブレを買って乾杯。
しばらくしてタバコを吸いに外に出ると日本人男性の3人組に遭遇「一人で来てるの?」と聞かれたので『ううん、ベネズエラ人の友達と3人』と答えると「そっかぁ」と去って行った。
一緒に飲めば良いのに変に気を使ってくれたのか、日本人同士で絡みたかったのか真意の程は分からない。しかし去る者は追わずのスタイルなので特に深追いせずにそのまま見送る。
ケニアとマルコに『外で日本人に会ったよ』と伝えると「連れてきてよ!」と私以外の日本人にも興味津々だ。
しかし小窓から外を見ると先ほどの日本人達の姿は見えず既に他のディスコに移動した後だったようだ。
「サルサ踊れるの?」とケニアに聞かれたので『簡単なステップなら』と一緒に踊ってみせると「おー凄いじゃん!でもこの音楽には合わないね」と言われ、レゲエミュージックの踊り方を教わり一緒に踊っていた。

すると音楽が止まり黒人の歌手がステージに上がった。どうやら生ライブが始まるようだ。
スペイン語でレゲエラップを歌い出す黒人歌手。

その音楽にノって踊り出すケニア。
椅子に座り地蔵の様に固まるマルコ。
2人の様子を写真におさめる私。
ケニアはずっと踊りっぱなしで私はたまにケニアと一緒にわしゃわしゃ揺れていた。
12時を周り客もまばらになったので次のディスコに移動する事に。
その道中ケニアが「BANってアジア人なのに黒人みたいに踊るよね、マルコは黒人なのに踊らないけど」とニヤニヤしながら言いい、「次のクラブでは俺もモッシュに参加するよ。多分」とマルコが言っていた。
メリダの多くのディスコでは中央でモッシュが行われる。
それはそれは日本のライブハウスのそれと全く一緒の様に多くの人間ゴマが見れるのだ。
そして次のクラブに入り『酒飲む?』と2人に尋ねるとケニアは「女の子が酔っぱらいすぎるには危険だからもういいよ」と言い、マルコは「酒を飲んだの人生で今日が20回目くらいだから、もういらない」と言っていた。
そして入って早々マルコがモッシュの中心に突っ込んで行って多くの人をなぎ倒していた。
がしかし、ディスコのスタッフに「君当たり過ぎ」みたいな注意を受けてしょぼんとして帰ってきた。そして今度は私の背中を押してモッシュの中に突っ込もうとしてきた。
今まで何度かモッシュの様を見てきたが中に入った事は無かったのでされるがまま突っ込んでみたが、正直何が楽しいのか分からなかった。
隅っこに戻りゆらゆら揺れていると物珍しそうに数人のベネズエラ人が見ている。
マルコが彼らに「彼は日本人だよ、スペイン語喋れないから英語で話してあげてね」と通訳するも酔っぱらいにはその言葉が通じず「日本人か!bvzlすがうぇいうlfだs」とスペイン語で問答無用に話してきた。
エヘヘエヘヘと愛想笑いをしてその場をごまかすと一人の女性が「タバコ吸う?」と言ってきたので、その女性と一緒にクラブの外に出てタバコを吸う事に。
私は自分のタバコを吸い彼女にもタバコを差し出す。タバコ目当てで近寄ってきたのかなと思っていると彼女は自分の胸の隙間からベネズエラのタバコを取り出した。
なんだタバコ持ってるやんと思っていると彼女が「吸う?」と聞いてきたのでベネズエラのタバコを吸ってみた。
やはりタバコの味は国のよって多少違うがベネズエラのタバコはより強い気がした。
ディスコに戻るとマルコは大学の友人を見つけたらしく話し込んでいて、ケニアが一人で踊っていた。
ケニアに「大丈夫?」と聞かれたので『タバコ吸ってただけだよ』と答えると安心した様に笑顔を見せ、私の手を取り一緒に踊ってくれた。
かかっている曲はさっきの店とあまり変わらないが多少酔っぱらってきたのか体の距離が先ほどより近い。
少し照れながら彼女のステップに合わせて足を動かすと「いいねいいね」と褒めてくれる。
しばらくケニアとダンスをしていると先ほどの女性が「ちょっと他の所行ってくるね」とわざわざ私に断りをいれてどこかに行ってしまった。
そして数分後戻って来たと思ったらケニアから私を奪い取り今度は彼女と一緒に踊ることに。
ずっと踊りっぱなしで疲れたので「タバコ行かない?」と誘い、外でタバコタイム。
その時も私は彼女と彼女の友達にマルボロをあげ彼女はベネズエラのタバコをくれた。
彼女は英語が本当に僅かしか喋られず大体スペイン語で話しかけてくるのだが、いつもの様に分かったフリをし、質問された時だけ「ノエンティエンド(わかりません)」と答え騙し騙し交流していた。
またディスコに戻り踊っていると酒と雰囲気とその他諸々に酔ってたのかディスコにかかっている音楽がよりハッキリ聞こえる様な感覚に襲われる。
彼女が「音楽素敵に聞こえるでしょ」といい『そうだね、とても良いよね』と答える。
「私の事もより綺麗に見えるでしょ」といい『そうだね、とても綺麗だよ』と答える。
「なんか私あなたの事好きになっちゃったみたい(I like you)」と言われ『私もだよ(me too)』と答えると、「え、何?」と言われる。
me tooが通用しないらしい。仕方ないので『I like you(私も好きだよ)』と答える。
そんな会話をしながら、ベネズエラでも遂にモテ期が到来したのかと期待に胸を膨らませてしまう。男性にナンパされたり、日本人を珍しがる人々には会ってきたが、女性からはっきり好きだと言われたのはベネズエラ初だ。

正直ドストライクではない彼女も私の事を好きだと言ってくれただけで私は彼女を好きになってしまっていた。

『俺のホテル来る?』と聞くと「うん」という彼女。
「いっぱい子供作ろうね」なんてド直球のセクシャルワードが彼女の口から出てきたので、マルコとケニアになんて言い訳して別々に帰ろうかなんて算段をし始める。

いつもホテルまで送ってくれるマルコとケニアが今日に限って送ってくれない事は無いだろう。
そして彼女の連れの女の子が彼女に何か耳打ちをしだした。
きっとこの子は「一人で帰るから、あとは頑張るんだよ」みたいな事を言っているのかな、なんて想像していたら、その連れの女の子が何かを言ってきた。
さよならの挨拶かな?と耳を近づけると「ドシエントミル」と言うではないか、私は一瞬『ふぁっ???』となった。
「さようなら」と言われると思ったら「ドシエントミル(20,000ボリバル=20ドル)」と言われたのだ。
ちなみにその時はドシエントミルがいくらなのか分からなかったので、『ええでーええでー、払うからその数字電卓で見せろや』と言うも彼女達に英語は通じない。

彼女達は「ドシエントミル」と繰り返し、私は『プリーズテルミーナンバー』と繰り返す。
このままじゃらちがあかないと思い、『友達に通訳してもらうからついてこいや』と言うも彼女達はその場に立ち止まったまま微動だにしない。
私が一人で外に出ると友達と談笑しているマルコと踊っているケニア。
『疲れちゃったから帰ろう』と言うとマルコが「何かあったの?」と聞いてくるので、『逆ナンされたと思ったら実は売春婦だったっぽい』と話すと大爆笑していた。

帰り道も多少酔っぱらっていたのでケニアと2人で『we’re jammin』と歌いながら帰った。
マルコには「ベネズエラは本当に危険だからちゃんと注意するんだよ」と言われた。
本当に信頼出来る友達に出会えて私は幸せだ。

もし仮に彼らに裏切られたとしても私は彼らを恨む事はないだろう。



ブログランキングに参加してます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村
応援のワンクリックお願いします。


See you again.

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で