御曹司とベネズエラの名物料理「カチャパ」を食べに行く

御曹司とベネズエラの名物料理「カチャパ」を食べに行く

ひょんな事から御曹司(お金持ちのご子息)クラウディオと友達になり遊ぶ事になった。
ホテルの前まで車で迎えにきてくれてカチャパ(cachapa)というベネズエラ料理を食べに行く事に。
最近買った車らしくMATSUDAの中古車で1万ドルだったらしい。購入後に全塗装して3ドル(3,000ボリバル)だったとも言っていた。
ちなみにベネズエラ人の月給は15ドル〜30ドルらしい。医者でも30〜60ドルらしい。
ただ彼はデザイナーで大学を卒業した後は彼の兄が住むワシントンD.C.へ行き、観光ビザで入国して3ヶ月働いてベネズエラに戻って再度観光ビザでアメリカへ行き3ヶ月働いていたらしいので、彼自身もドルを稼ぐ手段を持っているのかもしれない。
なかなか人気のデザイナーらしく平日は常に仕事が山積みだと言っていた。
その後、彼の彼女を迎えに行き山の中にある有名なカチャパ屋へ。
昼の2時頃に着いたが店内は満席、やはり人気店らしく多くの人が列をなしていた。

カチャパはトウモロコシと砂糖とバターのみで生地が形成され、その中にホワイトチーズを挟んで焼いたものらしい。
ちなみにこの店ではマヨネーズチーズやハムがトッピングされたカチャパも売っていた。
私はクラウディオのオススメでホワイトチーズとハムがトッピングされたカチャパを頼んだ。
カチャパを待っている間、Tシャツの話になり「カギのカエルってどういう意味?」と聞かれた。
詳しく聞くとクラウディオが2年ほど前に日本来た際お土産で彼女にカエルと鍵がプリントされたTシャツをプレゼントしたのだがそのTシャツに【カギのカエル】と書いてあったらしい。
【カギのカエル】なんて日本語は知らない。【カギがカエル】もなにかおかしいし【カギをカエル】もきっと違うだろう。
『実際のTシャツ見ないと意味分からない』と伝えるとクラウディオは必死になってGoogleで画像を検索し始めた。きっと彼のiPhoneはスペイン語と英語のキーボードしか設定していないだろうと思い私のiPhoneでも【カエル カギ Tシャツ】などと検索してみるも一向に見つからない。
すると彼女が「あ、私画像あるよ」と唐突に言い出す。
クラウディオが「それなら早く言ってよ、BANと2人で10分くらい検索しちゃったじゃないか」と言っていたが、正味3分くらいしか検索していなかったと思う。
そして彼女の画像を見せてもらいやっと意味が理解出来た。
カエルがカギを持った絵の上に【カギかケロ】と書いてあったのだ。
『日本ではカエルの鳴き声を【ケロケロ】と言うんだよ。でこれはロックしろって意味』と説明した。
「あー」とクラウディオが納得して彼女にスペイン語で説明していた。
その後、クラウディオの両親と彼女のお兄さんとその娘さんが合流して7人になった。
クラウディオの両親は2人とも医大の教授らしく、お母さんとは以前お会いしたがお父さんと会うのはこの日が初めてだった。
流暢な英語で挨拶をされて日本の教育年数や今までどこの国に行ったのか聞かれ、『カナダ、アメリカ、メキシコ、キューバ、ボリビア、コロンビア』と答えたら「君は凄い金持ちじゃないか」と言われたので『いやいやいや、マジ貧乏人っすよ』と謙遜しておいた。
そんな話をしていてもまだまだカチャパは焼き上がらない。
彼女が姪っ子の名前を日本語で書いて欲しいと言われたので、ひらがな、カタカナ、漢字の3種類で彼女の手帳に汚い文字を書き綴る。
「漢字はもう文字として認識出来ないわ」と言われるも気に入ってくれた様でお兄さんと姪っ子としばらくキャッキャしていた。

そうこうしているとやっとカチャパが焼き上がってきた。
見た目はお好み焼きに似ているが全くの別物だ。

断面図はこんな感じで中にチーズとハムが入っている。
一口食べて何とも表現出来ない美味さが込み上げる。今まではカナダのピザが最強だと思っていたが、カチャパの方が衝撃は大きかった。
カチャパという未知の料理とその美味さ。このクオリティーのカチャパを日本で提供出来るなら、帰国後にカチャパ屋をやったら富豪になれるんじゃないかと言うくらい美味かった。
カチャパに舌鼓を打っているとクラウディオが「どうだい?美味いだろ」と自信満々な表情で聞いてきた。
『この旅の中で一番美味い料理かもしれない』と答えると「知り合いにベジタリアンの人がいるんだが、メリダに来ると毎日このカチャパ屋に来てたからね」とこのカチャパ屋の凄さをまるでオーナーかの様に語っていた。

ベネズエラ人の家族と食事をするのは初めての事だったが彼らは常に何かしら喋っている。
常に話題が尽きない。誰かが話し終わるとまた誰か話し始める。特に印象深かったのがクラウディオが日本語アプリをみんなに紹介している様だ。
英語やスペイン語で入力するとそれが日本語に変換されるだけでなく、ひらがな、かたかな、又は漢字の書き順まで表示されるアプリを「このアプリ最高なんだぜ、ほら見なよ、しっかり止め跳ねまで分かるんだ」と10分以上に渡り全員に説明しており、全員その話を真剣に聞いている様子を見ながら『日本では考えられない状況だな』と心の中で思っていた。
きっと私の両親に同じ事をしたら1分もしない内に別の話題になるだろう。

食後は街を一望出来る山に連れて行ってもらった。

その後別の山にあるお洒落なカフェへ。
先ほどから全て奢ってもらっていたので『ここくらい払わせて』と言うと「今日はボクが誘ったから君はゲスト。ゲストは一切お金を払わなくていいよ」と言われた。
なんて良い奴なんだと感動して、クラウディオが日本に来た際は二郎を奢ってあげようと思った。
カフェで「ラズベリーのワイン飲んだ事ある?」と聞かれ、実際は飲んだ事があるが『え、なにそれ?』と相手の期待通りのリアクションをすると、嬉しそうに「メリダには美味しいラズベリーのワインがあるんだよ。連れてってあげる」と言われた。

そしてまた別の山に向かいラズベリーのワインを購入。
クラウディオがずっと運転していたのでどのタイミングで飲むのか気になっていたら、普通に運転したまま飲みだした。
『あれ?ベネズエラって飲酒運転平気な国なのかな?』と誤認識をしかけるも、警察っぽい人が目に入ると「やべっ」と言ってワインの入った紙コップを彼女に渡していた。やっぱりベネズエラも飲酒運転はいけないのだろう。
ラズベリーのワインは酒臭さがなくとても甘みが強いので酒の味が苦手な私でも平気で飲めた。
ただアルコール度数は高めなので飲みやすいといってガバガバ飲むと悪酔いしそうだ。
最後にクラウディオが「良い週末だったね」と言ってきたので『めっちゃ楽しかったよ、ありがとう』と返事をした。
クラウディオは来年からアメリカに住む計画をしているらしい。
しかしベネズエラのメリダという街を捨てる訳ではなく、いつか戻ってきたいとも話していた。
そしてクラウディオのお父さんはいつか日本に行きたいが今は状況が悪過ぎると言っていた。
どうか今後もベネズエラの人々が心身ともに健やかでありますように。



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