人間の本性は本当に危機が迫った時に現れる

人間の本性は本当に危機が迫った時に現れる

最優先事項

「パンパンッ」と2発乾いた音が鳴り響く。

間違いないこれは報復だ。

最悪の自体を想定していた私は誰よりも早く反応できた。

イメージの導線通りに彼女を室内に移動させる。

しかし彼女は必死に外に出ようとしている。

一番大事なのは命だろ。

彼女を押さえ込みながら叫ぶ。

 

BAN
中に居ろ!

 

すると彼女から思いがけない言葉が返ってくる。

 

ケニア
まだ外に子供達がいるでしょ!

 

その通りだ、自分達の命を最優先に考えていたが本当に最優先すべきは子供達の命だ。

 

BAN
俺が子供達連れてくるからお前はここで待ってろ!

 

そして外に出ると大人達は呑気にお茶を飲んでいる。

ホテルでくつろぐ

銃声が聞こえたのになんでこの人達はくつろいでいるのだろうと不思議に思っていると後ろから彼女。

 

ケニア
さっきのアレ、銃声じゃなくて爆竹だったらしいよ。

 

私には銃声も爆竹の音も一緒に聞こえたが、聞き慣れている人からしたらあからさまに違っていたのだろう。

少し恥ずかしくなるが、誰も気にせず談笑を続けていた。

夕方になり私たちは近くのホテルに移動することにした。

この二日間彼女はほとんど寝ておらず、シャワーも浴びていない。

数人の若者の護衛をつけながら徒歩5分ほどぼホテルに移動。

久しぶりのホットシャワーは気持ちいい。

彼女もシャワーを浴びた後、泥のように眠った。

遺産処理

朝起きておじさんの家に再度行く。

父親の遺産処理の関係だ。

彼女の父親は金儲けが上手かったが、その分金遣いも荒く、遺産は土地と車しか残っていなかった。

土地はメリダの郊外にあって約3,000平方メートルになる。

3,000平方メートルはだいたい池袋西口公園の広さだというが具体的にイメージできない。

車は近所にあるが壊れているのでその破損具合を確認しにいく事に。

もし簡単に直せる程度であれば直して乗ろうと考えていた。

 

ケニア父の遺産車

ケニア父の遺産車2

ケニア父の遺産車3
しかし車は想像以上に破損している。

エンジンは無いし、様々な場所が錆びており使い物にならない。

日本なら廃車手数料をとられてもおかしくないレベルだが、ベネズエラではこの状態でも売れるという。

駐車場所に5年近く放置しており、駐車料金を一度も払いに来てないと地主は少し不機嫌だった。

ベネズエラの簡易弁護士

その話を鵜呑みにする訳にもいかず弁護士の意見を聞く事になった。

 

ベネズエラの交番
しばらく車を走らせると交番に到着。

 

ベネズエラの交番の横
「一体どういうことだろう?」と思っていると、交番の横にある建物に入っていく。

お互いの身分証明書を提示した後に今回の問題を相談する。

そして双方の言い分を聞き、お互いが納得出来る落としどころを決めてくれるようだ。

費用は一切かからない。

なんて平和な仕組みだ。

基本スペイン語だが所々彼女が通訳して何を争っているのか教えてくれた。

いくらの支払いが妥当が意見を求められる。

 

BAN
この辺りの駐車場料金の相場を知らないので、まずそれを知る必要がある。あの場所は駐車場ではなくただの土地だから6掛けして年数で割ればいいのではないか?

 

この提案は面倒くさがられ却下される。

 

地主
1日200ボリバルとして5年間だから、200(ボリバル)×365(日数)×5(年)=365,000ボリバル。
ライザ
300,000ボリバルにしてよ。

 

こうして300,000ボリバル支払う事で落ち着いた。

 

弁護士とベネズエラフラッグ
仲裁人は事の顛末を全てノートに記す。

そこに双方のサインをして終わり。

歯を失い子供と遊ぶ

これで一通りの処理は終わった。

そういえば朝から何も食べいない。

彼女と従姉妹とレストランに行き、ピザとチキンを注文。

空腹に任せてチキンにがぶりつくと思いっきり骨を噛み締めてしまう。

そして嫌な衝撃が走る。

 

BAN
こ、これは・・・

 

チキンを飲み込み、口の中を確認すると奥歯が欠けている。

一気にテンションが下がった。

食事を終えて、従姉妹の家に行く。

彼女は従姉妹と色々な話をしていたので子供達と戯れた。

 

ベネズエラの子供カンフー
多分南米で一番有名なアジア人はジャッキーチェンなのだろう。

南米では度々「ジャッキーチェン!」と声をかけられることもあった。

しかし残念ながらアジア人だからといってカンフーが出来るとは限らないのだよ子供達。

仕方ないのでローキックを数発お見舞いするとみんな従順になった。

 

ベネズエラの子供ゴルド
「ゴルド」と呼ばれている子供。

「ゴルド」は「デブ」とか「太っちょ」という意味だが、決して悪口ではなく「デブで可愛いね」くらいな感じで「ゴルド」という愛称で呼んでいる。

周りの子供に比べてぷよぷよしており、食欲も旺盛、そして少し平和的。



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