【ベネズエラ在住者の視点】ベネズエラのインフレ率は100万%に達するのか!?

【ベネズエラ在住者の視点】ベネズエラのインフレ率は100万%に達するのか!?

ベネズエラ在住。BAN(@banlife19)です。

先日、国際通貨基金(IMF)はベネズエラのインフレ率について、
2018年末までに100万%に達するとの予測を発表した。

それに便乗して日本の多くのメディアは
「ベネズエラのインフレ率100万%」と報道している。

しかしそのメディアの中で
実際にベネズエラに在住している人はいるのだろうか。

記事を読む限りでは
ベネズエラに在住している人の存在が確認できない。

またどのメディアもほぼ同じで、
「IMFが予測したからベネズエラやばいらしいよ」という内容だ。

実際に4月末から生活している私の見解を述べたい。

 

インフレ率とは

去年に比べてどれくらいインフレになったかをあらわした指数。

去年100円で買えていたものが、
今年110円になっていたらインフレ率は10%。

ベネズエラは今年5月のインフレ率が24,571%だった。

昨年の5月に100ボリバル(ベネズエラの通貨)で買えていたものが、
今年の5月には24,571ボリバルになっていたという計算だ。

身近なもので例えるなら、
160円で買える自動販売機のお茶が1年後には
39,313円になっているという計算だ。

 

国際通貨基金(IMF)の予測「100万%」は的確なのか?

多くの専門家が様々な角度から検証した結果であり、
高卒で経済のことを理解していない私に比べたら雲泥の差だろう。

いや、雲泥どころか「神とうんこ」くらいの開きがあるのかもしれない。

しかし私は100万%予測には懐疑的だ。

 

インフレ率100万%に達しない理由

2年前から1年以上ベネズエラで生活して感じたのは、
闇両替のレートとインフレ率はほぼ比例しているということだ。

私は外貨を現地の通貨ボリバルに両替して生活しており、
支払っている外貨の価値はそれほど変化がない。

闇両替のレートが上がることにより物価が上昇する。

私が考えるにベネズエラはほぼ輸入で賄っているので、
闇両替のレートが上がることにより仕入れ値が増え、
その分商品の値段が上がる仕組みだ。

逆をいえば闇両替の値段が上がらなければ、
商品の値段も上がらない。

 

闇両替レートとインフレ率

ここでベネズエラの今年のインフレ率と闇レートを見ていきたい。

闇レートは全て1ドル辺りの金額、
()内はインフレ率を掛けた数字だ。

1月:2,626%
2017年1月31日 3,541(92,986)
2018年1月31日 310,428

2月:6,147%
2017年2月28日 4,329(266,103)
2018年2月28日 217,909

3月:8,878%
2017年3月31日 3,451(306,379)
2018年3月31日 235,998

4月:13,779%
2017年4月30日 4,283(590,154)
2018年4月30日 623,765

5月:24,571%
2017年5月31日 6,081(1,494,162)
2018年5月31日 1,143,564

1月を除けばインフレ率と闇レートの数字は近い。

6月以降はインフレ率は出ていないので、
予想インフレ率を書いていく。

2017年6月30日 7,873
2018年6月30日 3,405,751
6月予想インフレ率:43,258%

2017年7月31日 10,389
2018年7月26日 3,527,060
7月予想インフレ率:33,949%

8月以降は2017年の闇レートの金額のみ。

2017年8月31日 17,662

2017年9月30日 29,146

2017年10月31日 41,243

2017年11月30日 96,794

2017年12月31日 111,413

 

闇両替のレートに関して

数字だけ見ていくと闇両替のレートが
月で2倍、3倍と増えていっている様に思えるが理由がある。

昨年末から今年にかけてはデモが徒労に終わった影響。

4月から5月にかけては多くの難民の影響。

5月以降に関してはマドゥロ大統領再選の影響。

大統領選挙の直前から7月の初旬までは、
ほぼ毎日1ドル辺り10万ボリバルずつ下落していた。

そしてここ今月の初旬からは原油価格の高騰により、
ボリバルの下落がおさまりつつある。

 

年内に100万%のインフレが起こる可能性

闇両替のレートとインフレ率の相関性は間違いなくある。

それは実際にベネズエラに住んでいるから分かることだ。

では100万%のインフレが起こるためには
闇両替のレートがいくらになれば現実的なのだろうか。

8月の場合は昨年が17,662なので、
1億7662万(176,620,000)前後の必要がある。

9月なら昨年が29,146なので、
2億9146万(291,460,000)前後の必要がある。

10月なら昨年が41,243なので、
4億1243万(412,430,000)前後の必要がある。

11月なら昨年が96,794なので、
9億6794万(967,940,000)前後の必要がある。

2017年12月31日 111,413なので、
11億1413万(1,114,130,000)前後の必要がある。

7月26日現在の闇両替レートが350万なので、
毎月3倍で12月か、毎月4倍で11月にインフレ100万%になりうる。

 

不安材料

現在のベネズエラ国内の材料では
インフレ率100万%に達することはまずないと言って間違いない。

8月20日に実施される予定のデノミ(通貨を5桁削除)に伴う新紙幣発行も、
現金を持っている人が少ない現状を考えればそれほどダメージがない様に感じる。

ただもし仮にIMFの予測が的中するとしたら、
他国の経済制裁から発展する可能性はあるのかもしれない。

 

ベネズエラはすでにインフレ率200万%に達している!?

インフレ率は1年間の対比なので
インフレ率とは呼ばないのかもしれないが
ベネズエラはすでにインフレが200万%に達している。

2015年1月1日 173
2018年7月26日 3,527,060

約3年半と比べると1ボリバルの価値が、
20,231分の1になっている。

つまりパーセンテージに直すと
200万%以上のインフレに達している。



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